スラリーアイスの特徴

スラリーアイス(海水氷)はカチンカチンの氷の塊ではなく、極小の氷の粒+塩分が含まれた冷水(0℃〜−6℃位)が混ざり合ったものです。実際に触れてみると、シャーベットのような手触りのものです。そしてその最大の特徴が、その温度。

 

ところで「皆さん、質問がありますが、一般に氷水って何℃ですか?」

そうすると、「0℃」と答えますよね。そのとおりです。真水で出来た氷水は0℃です。一方、スラリーアイス(海水氷)はちょっと違って、塩分がある為、0℃以下になるんです。

 

「0℃以下って何℃?」

 

何℃になるかといえば、塩分濃度および、極小の氷の粒と塩水の量の割合で任意に設定できるのです。(その組み合わせパターンは2550とおり) 

例えば、海水ぐらいの塩分濃度だと、−1.5℃〜−3.5℃位の間に設定できます。

 

すごいと思いませんか!材料は「塩」と「水」だけで割合を変えて温度を任意にできるなんて画期的だと思いませんか!

 

さらにもう一つ質問があります。Q:「一般的な、つまり冷蔵庫にあるような食材が凍る温度は何℃ですか?」 

一般的には0℃と思ってしまいますが、実はそれが違うんです。いろいろな食材を調べた結果が発表されているんですが、それを見てみると意外な結果が。例えば当社は広島なので、特産の海のカキだと、−3.6℃くらい(広島県の水産海洋技術センター発表)。そのほかに、牛肉なら−1.7℃くらい、バナナは−2〜−3℃(糖度による)など、食材に含まれるミネラルや糖分、塩分などの作用で、0℃より低い温度で凍るのが分かっています。

 

そうすると、直観でも理解できると思いますが、家庭の冷蔵で食材を保存する場合、だいたい+3〜+4℃くらいだと言われていますが、もっと冷やして凍る寸前のギリギリの低い温度で保存した方が食材に良いのはわかりますよね。

 

さあどうです?話がつながってきました?リンクしてきました?

 

もう一つダメ押し。「凍る寸前のギリギリの温度が良いというけど、今までの冷蔵(+3〜4℃)とそんなに保存に差が出るの?」と思ったりした方。これにもデータが発表されていまして、広島のカキの場合、公的機関が調べているんですが、試しに0℃と+4℃と+10℃で鮮度保持度がどれくらい差がでるのか調べています。結果は、4℃も10℃もあまり差はなく、0℃がダントツに鮮度保持が出来ることがデータとして判明しています。

 

もうお分かりですね。そうなんです、今までの冷蔵は、冷やしてはいるものの、十分な温度まで冷やしていなかったのです。

 

今、スラリーアイスを使って、魚介類の鮮度保持、輸送がすでに北海道から九州まで各地で取り入れられていて、着実に鮮度保持効果を発揮しています。スラリーアイスを使った0℃〜−2、3℃の氷温帯と呼ばれる温度域での鮮度保持を、この機会に是非取り組んでみてはいかがでしょうか。

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